総収入の多い人が総収入の少ない人よりも返金が少ないのは、なぜ?
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作成者 最高管理者 返事の書込み 0件 閲覧 166回 作成日 25-07-22 13:51本文
1、税率の累進性 (Progressive Tax Rates): オーストラリアの所得税は累進課税制度を採用しています。これは、所得が増えるにつれて、より高い税率が適用されることを意味します。
低所得者: 免税点があり、さらに低い税率が適用されるため、源泉徴収された税金が多めに感じる場合が多く、結果的に多額の返金となることがあります。
高所得者: 高い税率が適用されるため、同じ額の所得控除や税額控除があったとしても、全体として納めるべき税金の額が大きくなります。源泉徴収が正確に行われていても、追加で納税が必要になるケースも出てきます。
2、源泉徴収額の適切性 (Accuracy of PAYG Withholding): 給与所得者の場合、雇用主は「PAYG Withholding」という形で、給与から概算の税金を天引きしています。
低所得者: 源泉徴収額が実際の納税額よりも多めに設定されている場合があり、結果として大きな返金につながります。
高所得者: 源泉徴収額が実際の納税額に対して不足している場合があります。特に、複数の収入源がある場合(例:本業の給与と副業の所得)、あるいは投資所得などがある場合、個別に源泉徴収されていても、合算すると税率が上がり、不足が生じることがあります。
控除の利用状況: 総収入が少なくても、仕事関連の経費、寄付、自己啓発費用など、控除できる項目が多ければ、課税所得が大幅に減り、結果として返金額が増えます。逆に、総収入が多くても、控除できる項目が少なければ、課税所得はあまり減らず、返金額も少なくなります。
税額控除の恩恵: 例えば、低所得世帯向けのTax Offsetなど、特定の所得層に有利な税額控除が存在します。総収入が少ない人がこれらの控除の対象となることで、返金額が大きくなることがあります。
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